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3月誕生石「アクアマリン」の石言葉や魅力を解説

アクアマリンとは

 青く透き通るような美しい石、アクアマリンをご紹介いたします。名前の由来はご想像通り「水」を意味するラテン語の「アクア」と「海」という意味の「マリン」を組み合わせたものです。私はよく「南極の氷山みたいなきれいなブルー」と表現するのですが、まさにそんなクールさと爽やかな清涼感を楽しめる魅力的な石です。見ているだけも癒されるブルーなのでパワーストーンとして利用される事も多い石です。

アクアマリンの石言葉

 アクアマリンは3月の誕生石です。これにも意味がございまして、海の神様からの贈り物と考えられていたアクアマリンは航海のお守りとして大事にされてきました。3月は季節の変わり目で海が荒れる時期。航海の安全を石に祈っていたのでしょうね。その逸話から由来したのか、石言葉は「沈着」「勇敢」「聡明」と言われています。海は生命の源、それを象徴する石を持つことは勇気や行動力を与えられ大きな安心感も絵得られると考えられてきました。

アクアマリンの特徴

 アクアマリンは鉱物学的に分類すると「ベリル」という鉱物の仲間になります。含まれる鉄分によって様々な色を発色するのが特徴で、例えば緑色を発色したものはエメラルドとなり、ピンク色の場合はモルガナイト。エメラルドと同じ仲間と聞くと何だかちょっと高貴な石の様に思えてきますよね。鉄分の密度や含まれる場所によって発色が異なるのだそうです。アクアマリンの硬度は自然界の宝石の中でも硬い方に分類されます。

アクアマリンの産地・マザーランド

 アクアマリンの産地として知られているのはナイジェリアやマダガスカルですが特に有名なのはブラジルです。特に最高品質のアクアマリンが採掘されるのはブラジルのサンタマリア鉱山だそうです。非常に深い透明感の高い石が取れます。以前インドのボスから特別に安く譲るよと見せられたアクアマリンはここが産地のものでした。どうかと言われても1個15万円以上の石を買う勇気はその時は無く、しかし確かに青がとても濃く本当に美しかったです。そのサンタマリア鉱山も今は枯渇しているそうで、今後は益々高値が付いてしまうのでしょう。

アクアマリンとオパール

アクアマリンの歴史

 この美しい青の石にアクアマリンと名付けたのは約2000年前のローマ人と言われています。古代ローマでは進むべき道を照らす石、航海のお守りとして大事にされてきました。船乗りだけでなく貴族たちもこぞって身に着けたとの事。マリーアントワネットも愛した石だと言われています。透明度が高くその輝きは夜によく表れる為、ヨーロッパの貴族たちは夜会に身に着けていたそうです。ゆらゆら揺れるろうそくの炎に照らされるアクアマリンは何とも怪しげで魅力的です。「夜の女王」と呼ばれていた時代もあるそうで、モーツァルトの魔笛を思い出しますね。

ATELIER PANEROのアクアマリン

 インドの工房には夥しい数のアクアマリンのルースがありますが、透明感が高い氷のようなものから乳白色が掛かったものまで様々です。どちらかというと私自身は氷のような石が好きですが、皆様の好みは千差万別。それが天然石の面白さだと思います。アクアマリンの魅力を最大限に生かしたデザインはSteraシリーズだと思います。是非オンラインショップでご覧くださいませ。

アクアマリンの魅力を最大限に生かしたSteraシリーズはこちらからご覧ください

 ここまで贅沢に良質のアクアマリンを使ったデザインは中々ないと思っています。いつもベストな石を提供してくれるインドのボスには本当に感謝しています。アクアマリンは春夏のイメージなのでシルバーとの相性が抜群です。ちょっと日焼けした肌に清涼感たっぷりのブルーがとっても素敵だと思います。

アクアマリンのお手入れ

 アクアマリンは比較的硬い石の部類に入ります。ただし鉱石に含まれる鉄は綺麗な青色を生み出しますが汗(塩分)が弱点です。その為ご使用後はこまめに汗を拭き取る事をお勧めします。また紫外線にも弱いので保管は直射日光を避けてください。汚れてしまったら温かい石鹸水で洗ってください。柔らかいブラシを使って金属部分も洗って大丈夫です。その後は柔らかい布でしっかり水分を取ってください。ATELIER PANEROは末永くご愛用頂くためにしっかりとメンテナンスサービスを対応致しますのでご遠慮なくご相談ください。