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6月誕生石「ムーンストーン」の石言葉や魅力を解説

ムーンストーンとは

 ムーンストーンは鉱物的には「長石、ちょうせき」の一種です。長石は地球上でもっとも多く存在している鉱物であり、ほとんどの岩石に含まれます。ムーンストーンの特徴は何と言っても月のような青白い光の反射です。
 この光の効果は「シラー」と呼ばれ、石の角度を変えることによって、ゴールドや白や青、虹色といった色の変化を見ることができます。特にこの色の変化を見る事が出来るレインボームーンストーンはとても人気です。

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ムーンストーンのリング

 ムーンストーンは、石の層が重ったような構造をしており、この層に光が入り乱反射することでその美しい色が出現します。1つ1つの見え方にその石の個性があります。月の光のような神秘的な輝きは、紀元前1世紀頃から知られており、かつてはギリシャ語で「月」を意味する「セレネー」と呼ばれていました。日本では、6月の誕生石に指定されています。

ムーンストーンの歴史

 そもそもなぜこの石を見て月を連想するようになったのでしょうか?先にも述べた様にムーンストーン自体に光が当たると、その光を散乱させて青みがかった閃光が出る現象があります。その現象を見た時に人は、薄く高い雲のヴェールを通して綺麗に輝く幻想的な月を想像するそうです。これこそが、ムーンストーンの最も魅力のある部分であり、名前の由来になっているのです。
 ムーンストーンの歴史は大変古く、古代ローマから始まります。「月の光が固まったものだ」と信じられ、月の力が宿ると信じられていました。その為、「ムーンストーンは月の満ち欠けに合わせてその形を変える」とか「幸運をもたらす」といった伝説が多く存在しています。
 そしてATELIER PANEROのホーム、インドのヒンドゥー教の神話にも登場します。ムーンストーンを満月の時に口に入れると未来を見ることができると信じられていたそうです。ちょっと試しにやってみたい気もしますね。このムーンストーンという名前も古代インドでつけられました。インドの月の神様の額にはめ込まれたとも言われています。じーっと石を眺めると様々な色や輝きが見えて飽きる事がありません。

ムーンストーンの石言葉と意味

 ムーンストーンの石言葉は、「健康」「幸運」「恋の予感」です。月を連想させる優しい光は、持つ人の体の調子を整えたり、幸運と出会うきっかけをもたらしてくれます。ムーンストーンは、第六感を刺激し感性を高める力もあるとされ、自分の中にまだ眠っている可能性を引き出してくれます。また、恋愛に関しての意味も強く「恋人たちの石」と呼ばれる事もあったとか。

ムーンストーンの種類と産地

 ムーンストーンが採れる主な産地はタンザニア、スリランカ、インドなどです。その中でもとりわけ高品質なのが、スリランカ産のムーンストーンです。ムーンストーンは、その色味や成分によってさまざまな種類があります。ATELIER PANEROで扱うムーンストーンも色味によって様々な表情を魅せてくれます。

・レインボームーンストーン
青白い光を宿すレインボームーンストーンは特に人気で宝石としての別名は「ホワイトラブラドライト」と呼ばれます。

・グレームーンストーン
金粉を宿したようなシラ―がキラキラと輝いてこれぞ天然石という美しさです。

・そのほかにオレンジ色が肌をきれいに見せてくれるピーチムーンストーンや見る角度によって光が美しく反射するブラックムーンストーンなどもございます。

ムーンストーンのリング

ムーンストーンの効果

 また、月のエネルギーを秘めるムーンストーンは、思考を柔軟にし、感受性や直感力などの感性を高める効果があるとされています。

新しい始まりに
新しい事を始めたい時や人生の節目を迎えるとき、ムーンストーンが優しく後押ししてくれます。前向きなエネルギーを与え、新しい道を開く手助けをしてくれる石です。ムーンストーンを身につけることで、新しい目標や夢に向かって進むための勇気が湧いて、不安や迷いを払いのける力があるとされています。

愛と絆
ムーンストーンは、愛情と絆を深める石としても知られています。互いへの理解と共感を高めることで、より深い結びつきを生み出す意味を持っています。

安らぎと平和
心に安らぎをもたらすムーンストーンには、ストレスや不安を和らげるという意味があります。特に睡眠の質を向上させると言われています。

 また、昔から月の満ち欠けは身体の体調は関連があると言われてきました。特に月のサイクルによって情緒が乱れがちな女性に癒しをもたらし、ホルモンに働きかけて女性らしさを高めてくれる効果があるともいわれています。

ムーンストーンの身に着け方

 ムーンストーン比較的どの石にも愛称はいいのですが、例えば愛情運を高めたい場合はローズクォーツとの組み合わせはいかがでしょう。両方とも愛情を象徴する石。両者の力が相まって無敵なリングとなりそうです。特にこのJupiterのリングはグレーとピンクの相性がピッタリでいつもお客様に自画自賛してしまうデザインです。

ムーンストーンのリング

 または、インドでは比較的手に入りやすい石なので思い切って贅沢に大きなカットを楽しんで頂きたいです。クオーツに比べてマットな石なので大きくてもそれほどゴージャス感は無いと思います。クールで上品なリングは大人のファッションにピッタリです。

ムーンストーンのお手入れ方法

 これはどのアクセサリーでも言えますが、着用後は柔らかいクロスなどで汗や皮脂を拭き取って頂きたいです。汚れが蓄積することで、発色が悪くなる原因となります。ムーンストーンは、水には強い宝石ですので皮脂の汚れがなかなか落ちない場合は、中性洗剤を使用してぬるま湯で洗浄してください。また、比較的傷つきやすい石なので強い衝撃が加わることで割れる恐れがあるため、他の宝石と一緒にせず単独で保管する事をおすすめします。